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PMCで見つけた〈40〉トリニ・ロペスの「ボーン・フリー」

2019年2月22日

野生に戻したライオンが育ての親の元へ帰ってきた

 

日本のグループ・サウンド時代のバンドにザ・ライオンズがいた。「すてきなエルザ」という曲を歌っていた。時代の勢いが歌わせているようで、お世辞にも上手と言えるほどではなかった。しかし、しっかりと印象には残っているグループである。何が? と問われればライオンのエルザを連想する、というだけの話ではある。

 

そう、「野生のエルザ」を思い出すからである。実在のライオンと人間、心と心の交わりを描いたノンフィクション作品である。中学生の頃に読んで感動した覚えが微かにある。多感な時代の幻のようなものである。1966年(昭和41)にイギリスで映画化されているが、観ていない。トリニ・ロペスの「ボーン・フリー」はこの映画の主題歌である。

 

物語はアフリカ・ケニアの出来事である。ライオンの両親を射殺した夫婦が、残された3頭の赤ちゃんライオンを引き取り、一番小さかったライオンにエルザという名前を付けた。夫婦はエルザを野生に戻すため狩りを教え込んでサバンナに帰した。3年後、エルザは3頭の子ライオンを連れて二人の前に姿を現す、というものである。

 

映像より読書の方が強く感動すると感じた。この「ボーン・フリー」はFM-N1の音楽サーバーの中にはなかった。それならば、とPMCでデータ検索をしたところ26枚のレコードが見つかり、トリニ・ロペスの楽曲を選んだ。ちなみにエルザは「Elsa」と綴り、英語では「エルサ」と発音する。が、本や映画の吹き替えなどを通してエルザが定着してしまっているので、もう変えられない。感動さえ変わらないから良し、としよう。(宮崎正倫)

 

KITPMCとは:金沢工業大学がライブラリー・センターに設置しているレコード・ライブラリー「ポピュラー・ミュージック・コレクション」の頭文字をとった略称。全て寄贈されたレコードで構成され、245千枚を所蔵している。